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体が水みたいにチャプチャプいうのが楽しいと思っているのに 「楽しい」と言葉にできないまま何年もすぎてしまった。 ふたりで重ねた季節は確かにあるのに 7年目にして今日はじめて フユはハルの目を見て笑いあえた。 こんな目をしていたのか、と思った。 お互いの体温も髪の毛の触り心地も知っているし 言葉もたくさん交わしているのに 入り口に立ったままで 心の中にはまだ入っていけないでいる。 溶けてしまいそうでこわいのだ。 ちかいうち、今度かそのまた次の今度、 「わたしはあなたといて、うれしいです」 と言える気がする、と思った。 ハルのなかで自分が溶けてしまうこともない、と、やっと思えた。 フユの気持ちは体や表情から伝わっているのかもしれないけど それを言葉にできたとき 二人のあたらしい季節がはじまるのだ。 つぎの約束は一週間後。 夜の七時に東口の交番の前。 秋の夜風が気持ちいいだろう。 <182mm×257mm/collage,colored pencil on paper>
by chigusawa
| 2009-08-28 00:00
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